言語種別 日本語
発行・発表の年月 2008/07
形態種別 学術雑誌
査読 査読あり
標題 『二人の主人を一度に持つと』のパラドックス
執筆形態 単著
掲載誌名 劇:Drama
出版社・発行元 劇場文化・ドラマの会
巻・号・頁 (40),18-20頁
概要 16世紀にイタリアで起こった<コメディア・デラルテ>は、役者の即興による演劇だった。だがそれを復興したといわれるミラノ・ピッコロ座は、来日公演も行ったが、その舞台は当時の戯曲に基づくものだった。即興であるはずの<コメディア・デラルテ>が、戯曲を用いるというパラドックス。しかし観客の多くはそんなことは知らずに、役者の演技に酔いしれていた。やはり<コメディア・デラルテ>は役者のものなのである、ということを主張した。