言語種別 日本語
発行・発表の年月 2006/01
形態種別 大学・研究所等紀要
標題 エラスムスの君主論-『平和の訴え』に見るエラスムスの君主観、及びマキアヴェリ『君主論との比較の試み』-
執筆形態 単著
掲載誌名 『桜美林論集』
掲載区分国内
出版社・発行元 桜美林大学
巻・号・頁 (33),17-31頁
概要 B5版
エラスムス著『平和の訴え』(1517)は、戦乱に蹂躙されたヨーロッパにおける彼の平和への希求を表す著作であり、とりわけそこには平和の実現のための君主の責務が勧告され、一種の君主論が展開されてゆく。他方彼の同時代人マキアヴェリは、名高い『君主論』でエラスムスとは全く対照的な君主像を提示する。ここではこの二人の君主観を時代的・政治的背景とともに比較・考察し、相違点のみならずその根底に流れる共通項を検証する。