言語種別 日本語
発行・発表の年月 1995/03
形態種別 学位論文
標題 後期高齢者の抑うつ状態と関連する身体機能および生活活動能力
(博士論文)
執筆形態 共著
出版社・発行元 山形大学
巻・号・頁 897-909頁
著者・共著者 共著者:長田久雄、柴田 博、芳賀 博、安村誠司
概要 農村地域在住の後期高齢者308名を対象として、身体機能および生活活動能力と抑うつ状態との関連を検討した。後期高齢者では、血圧、視力、握力、咀嚼能力、総合的移動能力という身体機能と、高次生活活動能力が、有意に抑うつ状態に影響することが明らかとなった。これらの要因に加えて、配偶者との死別、体に関する悩みも抑うつ状態との関連が認められた。後期高齢者では、特定の身体部位の疾患や障害の有無よりも、身体機能や日常生活活動能力が精神健康と強い関連をもっており、地域高齢者の生活の質を高く保つためには、身体機能と日常生活活動能力の維持増進が、保健・医療・福祉対策として重要であると考えられる。(調査の計画、調査を共著者と共同で担当し、結果の解析、考察を含め、論文全体を執筆した。)(897頁~909頁)
本論文は、博士論文として、平成7年3月、山形大学より博士(医学)の学位を授与され、公衆衛生雑誌の投稿規定に従って加筆修正した。
博士論文:A4判