言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2001/12 |
形態種別 | 学術雑誌 |
標題 | 前置詞の意味を含む動詞にみる他動詞と自動詞の特徴
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執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 『レオルニアン』 |
出版社・発行元 | 日本英語教育英学会研究部会 |
巻・号・頁 | (7),67-75頁 |
概要 | 動詞の後に続く前置詞の意味をそれ自体に含んでいる動詞が、前置詞を省略して他動詞になる場合と、その動詞が自動詞として使われる場合の意味的な違いを考察した。その結果、前置詞の意味を含む動詞が他動詞として用いられる場合と自動詞として用いる場合、双方の動詞を用いた文の表す意味に違いがあることがわかった。さらに統語的にみると、前置詞の意味を含む動詞が他動詞として用いられる場合、他動詞と場所を表す目的語の密接度は、自動詞で用いられる前置詞句の中の場所を示す語より高く、さらに密接度は意味的にも関連している。一方自動詞として用いられる場合、前置詞句は動詞を修飾する役割を果し、自動詞で示される動作の影響を直接受けることはない。そのため、意味的にも密接度に違いがあるため、双方に意味的な違いが生じると考えられる。 |
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