言語種別 日本語
発行・発表の年月 2003/12
形態種別 学術雑誌
標題 動詞standの多義性-身体的な体験に基づく多義性の研究について-
執筆形態 単著
掲載誌名 『レオルニアン』
出版社・発行元 日本英語教育英学会研究部会
巻・号・頁 (8),97-106頁
概要 多義性に関して、認知言語学ではイメージスキーマによって特徴づけられるのではないかと考えられている。そこで、Gibbs et al.(1994)は、standを例に挙げて身体的経験から人々が直感的にstandの多義性を理解するのではないかと仮定し、体験を試みた。しかし、本論では共起する語によって個々の文脈で表れるstandの意味が理解されると論じた。つまり、standは「立ち上がる」という動作を表すのではなく、その結果から生まれる「立っている」という状態を表すため、standには「立ち上がる」という動作を表さない。そのため、動作とイメージスキーマの関連性について言及することは不可能であると述べた。